玉咲き桜草(タマザキサクラソウ) 春の花 2012年05月30日 玉咲き桜草(タマザキサクラソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。原産地は中国西部、ヒマラヤ、アフガニスタンなどである。標高1500~4000メートルくらいの地域に生える。学名からプリムラ・デンティクラタの名も用いられる。寒さに強く強健なので、北海道や信州などの寒冷地で植栽されている。草丈は10~50センチくらいである。根際から生える葉は細長い楕円形である。葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の柄には翼がある。開花時期は3~5月である。小さな花が集まってピンポン玉のような球状の花序を出し、紅紫色の花をつける。白花の品種もある。花冠は5つに深く裂け、さらに裂片が2つに裂ける。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。種小名の denticulata は「細かい鋸歯のある」という意味である。写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Primula denticulata★真ん丸く花を集めて桜草 ピンクの夢が膨らむように花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR