油躑躅(アブラツツジ) 春の花 2012年05月07日 油躑躅(アブラツツジ)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。日本固有種である。本州の東北地方南部から中部地方にかけて分布し、山地に生える。樹高は1~3メートルくらいである。樹皮は灰色で滑らかである。葉は倒卵形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。葉の表面の脈上には毛が生え、裏面には艶がある。和名の由来は、葉の裏が滑らかで油を塗ったようだということからきている。開花時期は5~6月くらいである。枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂れ下げ、壺形をした小さな緑白色の花を吊り下げる。花冠は長さ5ミリくらいの壷形で、先は浅く5つに裂けて反り返る。花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、垂れ下がって5つに裂ける。属名の Enkianthus はギリシャ語の「enkyos(妊娠する)+anthos(花)」からきている。膨らんだ花の形からつけられた名である。種小名の subsessilis は「無柄に近い」という意味である。写真は5月に神代植物公園で撮った。学名:Enkianthus subsessilis★少しだけ花序の姿が違ってる 油躑躅は花数多く花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR