東白糸草(アズマシライトソウ) 春の花 2012年05月10日 東白糸草(アズマシライトソウ)はユリ科シライトソウ属の多年草である。分類体系によってはシュロソウ科とされる。日本固有種である。本州の関東地方に分布し、山地の林の中に生える。分類上は、白糸草(シライトソウ)の変種とされている。形態的には、上方の花被片が短い、葉の柄が長いなどの特徴がある。環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。草丈は30センチから35センチくらいである。根際から生える葉は長い楕円形で先が尖り、ロゼット状となる。茎につく葉は披針形である。開花時期は5月から6月である。花茎を立てて、白い小さな花をブラシ状につける。花被片6枚のうち上の4枚は極端に短く4ミリ以下で、下の2枚は退化している。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Chionographis はギリシャ語の「chion(雪)+graphe(筆)」からきている。白い小さな花をたくさんつけた様子を筆にたとえて名づけられた。種小名の japonica は「日本の」という意味である。変種名の hisauchiana は東邦大学教授で植物学者であった「久内清孝さんの」という意味である。写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。学名:Chionographis japonica var. hisauchiana★どこでこう変わったのかな白糸草 ブラシ短く関東に咲く花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR