桃色卜伴(モモイロボクハン) 春の花 2016年03月12日 藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木から高木である。本州の青森県から沖縄にかけて分布する。一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。桃色卜伴(モモイロボクハン)もそうした園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)1960年代に大阪の片山樹楽園の目録に記載された。卜伴(ボクハン)という紅色の江戸古典種であるが、そのピンクバージョンである。卜伴の名は泉州貝塚の茶人卜伴によって植えられたことからきている。樹高は2メートルから4メートルである。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の先は急に細くなって尖る。開花時期は3月から4月である。花径8センチくらいの濃い桃色をした一重白唐子咲きの中輪をつける。唐子咲きというのは、花芯の雄しべ全体や葯(花粉の入った袋)が小さな花弁に変形したものを指す。唐子は江戸時代の子供の髪型になぞらえたものである。属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は4月に富山県中央植物園で撮った。学名:Camellia japonica 'Momoiro-bokuhan'★このような椿もあるか唐子咲き 卜伴の名もいわくありげで花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E6%A1%83%E8%89%B2%E5%8D%9C%E4%BC%B4%EF%BC%88%E3%83%A2%E3%83%A2%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%83%8F%E3%83%B3%EF%BC%89" /> -->