ブラックベリー 春の花 2016年05月11日 ブラックベリー(black berry)はバラ科キイチゴ属(ルブス属)の落葉低木である。ルブス属は北半球を中心に数百種が分布する。また、多くの栽培品種が作出されている。日本ではこの仲間を木苺(きいちご)と総称しており、属名の和名をキイチゴ属という。本種の原産地は北アメリカ(ないしアルメニア)である。日本へは明治時代の初期に北海道開拓使によって導入された。植物学では、和名は西洋藪苺(セイヨウヤブイチゴ)といい、ブラックベリーは別名の扱いである。日本では稀に栽培されている。また、日本各地で野生化している。たとえば、北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。樹高は1メートルくらいである。直立性のものと蔓性のものがある。枝や葉には大きな棘が密生する。しかし、最近売られている園芸品種には棘はない。葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。小葉は卵形で、葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は5月から6月である。葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紅紫色を帯びた5弁花をつける。花びらの数は6枚や7枚のものもある。花の後にできる実は、小さい核果(水分を多く含み中に種が1つある)がたくさん集まってできた球形の集合果である。実は黄緑色から赤紫色に変わり、やがて黒く熟する。ほんのりと甘いが、酸っぱさのほうが強いので生食には向かず、ジャムなどに加工される。アントシアニンなどのポリフェノールが含まれている。花言葉は「あなたとともに」である。属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。種小名の fruticosus は「低木状の」という意味である。写真は5月につくば植物園で撮った。栽培品種のウォシュタ(Ouachita)である。アーカンソー大学が2003年に発表した棘なし直立性の品種である。品種名はアーカンソー州を流れる川の名に由来する。学名(広義):Rubus fruticosus/(標準):Rubus armeniacus★熟す日を待っていてねと笑み浮かべ ピンクの花は滴に濡れて花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC" /> -->