サルウィン椿(サルウィンツバキ) 春の花 2012年02月25日 サルウィン椿(サルウィンツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。原産地は中国で、南西部の雲南省、四川省などに分布する。名の由来となったのはチベット高原に源を発するサルウィン川である。「中国のグランドキャニオン」とも称されるこの大河は、タイとミャンマーの国境を成してアンダマン海へ注ぎ、怒江とも呼ばれる。上流域は世界遺産にも登録されている。漢名は「怒江山茶」である。日本へは昭和37年に渡来した。樹高は1~5メートルである。樹形は立ち性で、枝を直線的に伸ばす。葉は長さ3~5センチ、幅10~25ミリの長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉は革質で濃い緑色をしており、艶がある。開花時期は2~4月である。花径は4~5センチで、花の色は白から濃い紅紫色まで幅がある。花びらの数は6~7枚である。雌しべの子房に毛が生えるのが特徴である。多くの園芸品種の交配親となっている。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の saluenensis は「サルウィン川の」という意味である。写真は4月につくば植物園で撮った。学名:Camellia saluenensis★どのような土地に生えるかあれこれと 想像誘うサルウィン椿花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR