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アンクサ・カエスピトサ



アンクサ・カエスピトサはムラサキ科ウシノシタグサ属(アンクサ属)の多年草である。
アンクサ属はヨーロッパ、コーカサス、北アフリカ、南アフリカなどに40種くらいが分布する。
属名の読み方は園芸的には「アンチューサ」とすることが多い。
コーカサスに分布する同属のアンクサ・アズレア(Anchusa azurea)に牛の舌草(ウシノシタグサ)の和名があり、属名の和名もウシノシタグサ属という。
本種の原産地はギリシャのクレタ島で、岸壁に生える。
草丈は10センチくらいである。
葉は細長く、ロゼット状に広がる。
葉には軟毛が生えている。
開花時期は春から夏である。
花の色は青く、花冠は5つに深く裂ける。
花の真ん中に白い副花冠がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Anchusa はギリシャ語の「anchusa(化粧原料)」からきている。この属の1種の根が化粧原料とされた。
種小名の caespitosa は「群がって生える」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Anchusa caespitosa

★エーゲ海思わすような爽やかさ
 岸壁に咲く姿はいかに




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