アリサエマ・トリフィルム・ポリモルフム 春の花 2013年05月17日 アリサエマ・トリフィルムはサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。原産地は北アメリカで、水辺などに生える。英名はジャックインザプルピット(Jack in the pulpit)である。プルピットは説教壇を意味する。ネイティブアメリカンは幅広い用途の薬草としてこの植物を用いた。蛇に噛まれたときに用いたり、リウマチと気管支炎の薬ともされたという。ポリモルフムはその変種(var. polymorphum)である。草丈は30~65センチくらいである。根際から1枚の葉が生える。葉は3小葉に分かれる。小葉の形は楕円形である。開花時期は4~6月くらいである。茎先に仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)を出し、肉穂花序(柄のない花が花茎に均等につき、主軸が肉厚に膨らんだもの)をつける。仏炎苞は黄緑色で紫褐色のストライブが入る。花は単性花である。初めは雄花で、やがて雌花に変わるものが表れる。花の後、雌花には小さな液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果がつき、秋には真っ赤に熟する。 属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。種小名の triphyllum は「3枚の葉の」という意味である。変種名の polymorphum は「多形の」という意味である。写真は5月につくば植物園で撮った。学名:Arisaema triphyllum var. polymorphum★アメリカの広い範囲に咲くようだ 天南星の仲間の花が花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%A0" /> -->