高嶺びらんじ(タカネビランジ) 夏の花 2013年06月12日 高嶺びらんじ(タカネビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。日本固有種である。本州の中部地方に分布し、高山(南アルプスと白山)の岩場や砂礫地に生える。草丈は5~20センチくらいである。茎には下向きに曲がった毛が生える。葉は長さ2~4センチの披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。自生地での開花時期は7~8月である。平地では5~6月に開花する。茎先に淡い紅紫色の花を1輪から数輪咲かせる。花径が3センチくらいの5弁花である。花びらの先は浅く2つに裂ける。萼筒や花の柄には腺毛が生える。萼筒には10本の脈がある。雄しべは10本で、雌しべの花柱の先は3つに裂ける。花の色は白いものもある。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。「びらんじ」の名の由来は不明である。牧野富太郎博士も由来不明としている。分類上は、大ビランジ(オオビランジ)の高山型の変種とする考え方もある。属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。種小名の akaisialpina は「赤石山脈の」という意味である。写真は7月に箱根湿生花園で撮った。学名:Silene akaisialpina(=Silene keiskei var. akaisialpina)★そそり立つ南アの峰に咲くという 高嶺びらんじ花は大きく花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E9%AB%98%E5%B6%BA%E3%81%B3%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%98%EF%BC%88%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8D%E3%83%93%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%EF%BC%89" /> -->