長葉唐松(ナガバカラマツ) 夏の花 2013年06月14日 長葉唐松(ナガバカラマツ)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。北海道固有種である。日高地方から胆振地方、渡島地方にかけて分布し、山地の河畔などに生える。漢字では「長葉落葉松」とも書く。別名を様似唐松(サマニカラマツ)ともいう。環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。草丈は20センチから40センチくらいである。根から生える葉は3-4回3出複葉と呼ばれるもので、小葉3枚で1組となり、それが3、4回枝分かれをすることを指す。小葉の形は線状の披針形(笹の葉のような形)で、長さは15ミリから30ミリくらいである。これが「長葉」の名の由来であり、他のカラマツソウ属にはない顕著な特徴でもある。開花時期は5、6月である。茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い花をたくさんつける。花弁はなく、萼片も早くに落下する。花のように見えるのは雄しべの花糸である。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。属名の Thalictrum はローマ時代の医師ディオコリデス(Dioscorides)が名づけたカラマツソウ属の名である。種小名の integrilobum は「浅く裂けた裂片が全縁の」という意味である。写真は6月に北大植物園で撮った。学名:Thalictrum integrilobum★ふわふわと白い花びら震わせて 長葉唐松春の歓び花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E9%95%B7%E8%91%89%E5%94%90%E6%9D%BE%EF%BC%88%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%83%90%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%84%EF%BC%89" /> -->