車葉衝羽根草(クルマバツクバネソウ) 夏の花 2013年06月16日 車葉衝羽根草(クルマバツクバネソウ)はユリ科ツクバネソウ属の多年草である。分類体系によってはシュロソウ科とされる。北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の林の中に生える。海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。草丈は20~40センチくらいである。葉は披針形(笹の葉のような形)で柄はなく、茎の上部に6~8枚が輪生する。これが「車葉」の名の由来である。開花時期は5~7月である。葉の中心から1本の花茎を立て、淡い黄緑色の花を1個上向きにつける。中心にあって花びらのように見える黄緑の部分は幅広い4枚の萼(外花被片)である。花びら(内花被片)も4枚あるのだが、糸状になって垂れさがるので見つけにくい。細長いのは雄しべで、8~10本ある。雌しべの花柱は4本あり短い。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。「衝羽根」というのは羽根つきの羽根のことで、花の姿を「衝羽根」に見立てたものである。属名の Paris はラテン語の「par(同)」からきている。花被が同形であることから名づけられた。種小名の verticillata は「輪生の」という意味である。写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。学名:Paris verticillata★暗がりにいつか見たいと願ってた 花を見つけて喜び勇み花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E8%BB%8A%E8%91%89%E8%A1%9D%E7%BE%BD%E6%A0%B9%E8%8D%89%EF%BC%88%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%90%E3%83%84%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%8D%E3%82%BD%E3%82%A6%EF%BC%89" /> -->