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西洋金水引(セイヨウキンミズヒキ)



西洋金水引(セイヨウキンミズヒキ)はバラ科キンミズヒキ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
イギリスを含めて広く分布し、草地や荒れ地に生える。
英名はアグリモニー(agrimony)という。
全草にアプリコットのような甘い香りがある。
古代ギリシャの時代から薬草として利用されてきた。
打ち身や切り傷の薬となるほか、消化促進などの薬効もある。
草丈は40~60センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~9月である。
枝先に細長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Agrimonia はギリシャ語の「argemone(アザミゲシ属)」からきている。棘が多くて似ているためだが、転用する際に綴りを間違えたという。
種小名の eupatoria は「良き父」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Agrimonia eupatoria

★なるほどね金水引の仲間なの
 似ている花がヨーロッパにも




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