蝦蔓(エビヅル) 夏の花 2012年07月16日 蝦蔓(エビヅル)はブドウ科ブドウ属の落葉蔓性木本である。北海道南部から沖縄にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。巻きひげで他の木にからみつく。葉は単葉で、互い違いに生える(互生)。長さは5~15センチ、幅は5~10センチで、手のひら状に浅く3つから5つに裂ける。縁には疎らに浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。裏面には赤褐色の綿毛がある。開花時期は6~8月である。葉と向かい合って円錐花序を出し、黄緑色の小さな花をつける。花びらは5枚で先がくっつき、開花すると落ちる。雌雄異株である。どちらも黄緑色で、雄花には雄しべが5本あり、雌花にも雄しべが5本と雌しべが1本ある。花の後にできる実は球形の液果(水分を多く含み中に種が1つある)で、10月ころに黒く熟する。甘酸っぱい味がして食べられる。葉は秋には紅葉する。属名の Vitis はラテン語の「vitis(つる植物)」からきている。種小名の ficifolia は「イチジク属(Ficus)のような葉の」という意味である。写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Vitis ficifolia★蝦蔓はブドウの仲間するすると 蔓を伸ばして木に絡みつき花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR