ウォールジャーマンダー 夏の花 2012年07月15日 ウォールジャーマンダー(wall germandar)はシソ科ニガクサ属の多年草(半低木)である。原産地は地中海沿岸地方から中央アジアである。日当たりの良い砂礫地などに生える。草丈は15~30センチくらいである。茎は地面を這って広がる。つけ根の部分は木質化をする。葉は長さ2センチくらいの楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の色は濃い緑色で艶があり、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は7~8月である。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の唇形の花を輪生させる。花にはよい香りがある。花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。解熱、咳止めなどの効果があり、ハーブとして用いられている。属名の Teucrium はギリシャ神話の英雄「テウクロス(Teukros)」の名からきている。種小名の chamaedrys は「地に生えるナラの木」という意味である。写真は6月につくば植物園で撮った。学名:Teucrium chamaedrys★見るだけで元気出そうな花からは 香り溢れる夏の日の午後花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR