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ウォールジャーマンダー



ウォールジャーマンダー(wall germandar)はシソ科ニガクサ属の多年草(半低木)である。
原産地は地中海沿岸地方から中央アジアである。
日当たりの良い砂礫地などに生える。
草丈は15~30センチくらいである。
茎は地面を這って広がる。
つけ根の部分は木質化をする。
葉は長さ2センチくらいの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は濃い緑色で艶があり、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の唇形の花を輪生させる。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
解熱、咳止めなどの効果があり、ハーブとして用いられている。
属名の Teucrium はギリシャ神話の英雄「テウクロス(Teukros)」の名からきている。
種小名の chamaedrys は「地に生えるナラの木」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Teucrium chamaedrys


★見るだけで元気出そうな花からは
 香り溢れる夏の日の午後




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