葛藤(ツヅラフジ) 夏の花 2015年08月16日 葛藤(ツヅラフジ)はツヅラフジ科ツヅラフジ属(シノメニウム属)の蔓性落葉低木である。シノメニウム属は本種のみの1属1種である。日本にも分布し、属名の和名をツヅラフジ属という。日本では本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の石灰岩の林の縁などに生える。海外では、台湾、中国、タイ、ネパール、インドの北部などにも分布する。和名の由来は藤(フジ)に似た蔓性の植物ということからきている。別名を大葛藤(オオツヅラフジ)ともいう。中国名は「風龍」である。茎や根茎を干したものを生薬で防已(ぼうい)といい、利尿・鎮痛作用がある。蔓の長さは10メートルに達する。葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。切れ込みのないものもあれば、浅く5つから7つに裂けるものもあり、変化が多い。葉の質は薄く、両面ともに毛は生えない。葉の柄が5センチから10センチくらいあり長いのが特徴である。雌雄異株である(同株のこともある)。開花時期は6月から8月くらいである。枝先や葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い緑色の小さな花をたくさんつける。花弁数は6枚、萼片数も6枚である。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒く熟する。属名の Sinomenium はギリシャ語の「sino(中国の)+menis(半月)」からきている。中国産で果実の核が半月形であることから名づけられた。種小名の acutum は「鋭い形の」という意味である。写真は8月に小石川植物園で撮った。学名:Sinomenium acutum★面白味あるではないが葛藤 姿地味でも人に役立ち花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E8%91%9B%E8%97%A4%EF%BC%88%E3%83%84%E3%83%85%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%B8%EF%BC%89" /> -->