苔桃(コケモモ) 夏の花 2013年06月10日 苔桃(コケモモ)はツツジ科スノキ属の常緑小低木である。北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、高山ないし亜高山の日当たりの良い岩場や砂礫地に生える。海外では、朝鮮半島、サハリンのほか周北極地域に広く分布する。樹高は10センチくらいである。地を這ってマット状に広がる。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。硬くて光沢があり、真ん中の葉脈が目立つ。葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は5~7月である。枝先に紅色を帯びた鐘状の花を数個下向きにつける。花の先は4つに裂けている。実は直径1センチくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋になると赤く熟する。酸味があって、生食するほか、果実酒やジャムなどにする。利尿効果や尿路殺菌作用があるという。和名は、地面を這う様子を「苔」にたとえたものである。「モモ」は方言で「木の実」のことだという。北海道では、アイヌ語のフレップ(赤い実)の名で知られている。属名の Vaccinium はラテン語の「vaccinus(牝牛の)」からきているが、関係は不明だという。種小名の vitis-idaea はギリシャ神話に出てくる「クレタ島のイダ山(Ida)のブドウ」という意味である。写真は7月に長野県駒ヶ根市の千畳敷カールで撮った。学名:Vaccinium vitis-idaea★やがてくる実りの秋に思い馳せ 薄紅の花地を見つめ咲く花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E8%8B%94%E6%A1%83%EF%BC%88%E3%82%B3%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%A2%EF%BC%89" /> -->