紅額(ベニガク) 夏の花 2016年06月10日 紅額(ベニガク)はユキノシタ科アジサイ属(ヒドランゲア属)の落葉小低木である。分類体系によっては(APG第3版)アジサイ科とされる。ヒドランゲア属はアジアと南北アメリカ大陸に70種くらいが分布する。また、多くの園芸品種が作出されている。(紫陽花図鑑参照)日本にも紫陽花(アジサイ)などが栽培され、属名の和名はアジサイ属という。本種は江戸時代から栽培されている園芸品種である。庭木や公園樹とされている。従来は山紫陽花(ヤマアジサイ)の品種の1つと考えられていた。しかし、最近の研究で蝦夷紫陽花(エゾアジサイ)との中間的形質をもつことがわかってきた。そのため下記のように学名も変化してきている。樹高は50センチから100センチくらいである。葉は楕円形でやや細長く、向かい合って生える(対生)。葉には艶がなく、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は6月から7月くらいである。中心に多数の両性花、周辺に装飾花がある。両性花の色は白く、装飾花は白から紅色へと変わる。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。ヨーロッパに持ち帰られて赤色系の西洋紫陽花(セイヨウアジアイ)の交配親になっているともいわれて。属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。変種名の japonica は「日本の」という意味である。写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Hydrangea serrata var. japonica(syn. Hydrangea serrata var. serrata f. rosalba)★紅色にほんのり色づく飾り花 江戸の世からの贈り物だね花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%B4%85%E9%A1%8D%EF%BC%88%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%AC%E3%82%AF%EF%BC%89" /> -->