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磯馴葎(ソナレムグラ)



磯馴葎(ソナレムグラ)はアカネ科フタバムグラ属の多年草である。
本州の千葉県から沖縄県にかけて分布し、海岸の岩場に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インド、南太平洋などにも分布する。
「磯馴」は磯に生えることを意味し、「葎」は生い茂る雑草のことである。
草丈は5~20センチくらいである。
茎は枝分かれをし、地を這って広がる。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉は多肉質で艶がある。
開花時期は7~9月くらいだが、沖縄ではほぼ周年開花をする。
茎先に花径4ミリくらいの白い小さな花をつける。
花冠は筒状で先が4つに裂ける。
花冠の真ん中は白い毛で覆われている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hedyotis はギリシャ語の「hedys(甘い)+otos(耳)」からきている。
種小名の strigulosa は「硬く尖り、ざらざらした面の」という意味である。
種小名の parvifolia は「小さな葉の」という意味である。
写真は5月に沖縄本島の辺戸岬で撮った。
学名:Hedyotis strigulosa var. parvifolia


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