甘茶(アマチャ) 夏の花 2011年06月07日 甘茶(アマチャ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。分類体系によってはアジサイ科とされる。分類上は山紫陽花(ヤマアジサイ)の変種の1つとされる。日本固有種である。本州の関東地方と中部地方に分布し、山地に生える。また、葉にズルチンを含み甘茶製造用に栽培される。樹高は50~100センチくらいである。葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉には柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は6~7月である。山紫陽花(ヤマアジサイ)と非常によく似た花をつける。真ん中に紫色を帯びた両性花がつき、周りを装飾花が取り囲む。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。変種名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。写真は6月に小石川植物園で撮った。学名:Hydrangea serrata var. thunbergii★紫の高貴な花は見るほどに 風情溢れてため息の漏れ花図鑑今日の花ドットコムPR