エキナケア・アングスティフォリア 夏の花 2011年06月09日 エキナケア・アングスティフォリアはキク科ムラサキバレンギク属(エキナケア属)の多年草である。属名の読み方は「エキナセア」とするものもある。原産地は北アメリカである。英名をナロウリーブド・パープルコーンフラワー(narrow-leaved purple coneflower)という。和名は細葉紫馬簾菊(ホソバムラサキバレンギク)である。「馬簾」というのは火消しの纏(まとい)の飾りのことである。根の成分が免疫力の向上に有効で、サプリメントとして利用されている。草丈は50~90センチくらいである。葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。近縁種のエキナケア・プルプレアよりも葉は細い。開花時期は6~9月くらいである。花びら(舌状花)の色はピンクないし淡い紫色である。筒状花は円錐状である。開花が進むにつれて舌状花が下向きに反り返り、「馬簾」のようになる。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。属名の Echinacea はギリシャ語の「echino(はりねずみ)」からきている。硬い筒状花をはりねずみにたとえて名づけたものである。種小名の angustifolia は「細葉の」という意味である。写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Echinacea angustifolia★どこでどう見分けたらいいエキナケア 数の多さに目を白黒と花図鑑今日の花ドットコムPR