瓔珞躑躅(ヨウラクツツジ) 夏の花 2013年06月05日 瓔珞躑躅(ヨウラクツツジ)はツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木である。日本固有種である。九州の熊本県、大分県、宮崎県に分布し、山地に生える。環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。「瓔珞」というのは、仏像の天蓋などにつける垂飾りのことである。和名の由来は、「瓔珞」に似た花を咲かせる躑躅ということから名づけられた。樹高は1~3メートルくらいである。幹はよく枝分かれをする。葉は長さ4センチくらいの楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。葉の質は薄く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。葉の表面や縁には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。開花時期は5~6月である。枝先に濃い紅紫色の花が数個ずつ下向きにつく。花冠は長さ12~14ミリくらいの筒形で、先が浅く4つに裂ける。花冠の内側には短い毛が密生する。裂片の縁には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。萼片は4枚である。雄しべは8本である。花糸には毛が生えている。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Menziesia はイギリス人の医師で博物学者の「メンジーズ(Archibald Menzies, 1754-1842)さん」の名からきている。バンクーバーへ旅行した際にこの植物の1種を持ち帰った。種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。写真は5月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。学名:Menziesia purpurea★壺形の小さな花が微笑を もらすがごとく瓔珞躑躅花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%93%94%E7%8F%9E%E8%BA%91%E8%BA%85%EF%BC%88%E3%83%A8%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%84%E3%83%84%E3%82%B8%EF%BC%89" /> -->