燕水仙(ツバメズイセン) 夏の花 2012年06月17日 燕水仙(ツバメズイセン)はヒガンバナ科スプレケリア属の多年草である。スプレケリア属は1属1種である。かつてはアマリリス属に分類されていた。原産地はメキシコである。日本へは明治時代に渡来した。草丈は30~40センチである。茎は中空である。葉は根際から生え、細長い線形である。開花時期は5~6月である。葉があるうちに花が咲く。1本の花茎に1つの花がつく。花の色は赤く、花径は10センチくらいある。花被片は6枚で、反り返る。このうち下側3枚は、重なり合って間隔が狭くなっている。雄しべは6本である。雌しべの花柱の先は3つに裂ける。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。名の由来は、花の形が燕のように見えることからきている。属名の Sprekelia はドイツ人の植物学者「スプレケル(Dr. Sprekel)さん」の名からきている。種小名の formosissima は「非常に美しい」という意味である。写真は6月に千葉県野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。学名:Sprekelia formosissima★ユニークな花の姿で色も派手 メキシコの花燕水仙花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR