煙草(タバコ) 夏の花 2013年07月04日 煙草(タバコ)はナス科タバコ属の一年草である。原産地は南アメリカである。コロンブスによってヨーロッパへもたらそれた。はじめは観賞用や薬用に栽培されたという。日本へは16世紀に鉄砲とともにポルトガル人によって伝えられた。「タバコ」という言葉もポルトガル語である。江戸時代には喫煙禁止令がたびたび出されたが、これは防火と贅沢禁止が目的であったそうである。現在は東北から沖縄にかけて、ほとんどの府県で栽培されている。しかし、花を咲かせて結実させると葉の品質が落ちるので、栽培用のものは花が切除される。草丈は150~200センチくらいである。全草に毛が生える。葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は7~8月である。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、ピンクないし黄色の漏斗状の花をつける。花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。有毒植物で、農業用殺虫剤の製造原料ともされる。属名の Nicotiana はフランスの外交官「ジャン・ニコ(Jean Nicot, 1530-1600)さん」の名からきている。初めてタバコの種子をフランスにもたらしたことから名づけられた。種小名の tabacum はネイティブアメリカンの言葉で「タバコ」のことである。写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Nicotiana tabacum★摘まれるが定めなりきと知りながら 気丈に開く煙草の花は花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%85%99%E8%8D%89%EF%BC%88%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3%EF%BC%89" /> -->