愛鷹麝香草(アシタカジャコウソウ) 夏の花 2012年08月07日 愛鷹麝香草(アシタカジャコウソウ)はシソ科ジャコウソウ属の多年草である。静岡県、山梨県、愛媛県に分布し、山地の谷間に生える。草丈は15~40センチくらいである。近縁種の麝香草(ジャコウソウ)に比べて小さく、茎や葉にたくさん毛が生えている。葉は卵形で、互い違いに生える(対生)。葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は7~9月である。茎の上部の葉の脇から1センチくらいの柄を出し、濃い紅紫色で唇形をした花を下向きにつける。花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。和名の由来は、静岡県の愛鷹山で発見され、茎や葉が麝香(ジャゴウ)のようなよい香りがするというところからきている。属名の Chelonopsis はギリシャ語の「chelone(亀)+opsis(似た)」からきている。花冠の形が亀の首に似ているということで名づけられた。種小名の yagiharana は発見者「八木原傅三郎さんの」という意味である。写真は8月に日光植物園で撮った。学名:Chelonopsis yagiharana★ひっそりと紅紫の花一つ 谷間に咲かせ風待つように花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR