アベリア・ホープレイズ 夏の花 2012年08月06日 アベリア(Abelia)はスイカズラ科ツクバネウツギ属の半常緑低木である。アベリアは属名だが、和名を花園衝羽根空木(ハナゾノツクバネウツギ)というアベリア・グランディフローラを指すことが多い。野生種を元につくられた園芸品種である。台湾衝羽根空木(タイワンツクバネウツギ:Abelia chinensis)とアベリア・ウニフロラ(Abelia uniflora)の交雑種だと考えられている。中国で作出され、日本へは大正時代に渡来した。アベリア・ホープレイズはその改良された品種の1つである。特徴は、葉に白い斑が入ることである。樹高は1メートルくらいである。葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の質はやや厚く、艶がある。開花時期は7~10月くらいである。枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い紅色を帯びた花をつける。花冠は鐘形で、長さが2センチくらい、花径が1センチくらいである。筒部は淡い紅色を帯び、先は5つに裂けて開き、色は白い。萼片は5枚である。雄しべは4本、雌しべは1本である。花にはよい香りがある。属名の Abelia はイギリス人の医師「アベル(C. Abel)さん」の名からきている。種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。写真は7月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。学名:Abelia x grandiflora 'Hopleys'★葉の色が目映いほどに美しく 花は清楚に息長く咲き花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR