姫梔子(ヒメクチナシ) 夏の花 2011年06月27日 姫梔子(ヒメクチナシ)はアカネ科クチナシ属の常緑小低木である。別名を小梔子(コクチナシ)ともいう。原産地は中国である。中国名は「水梔子」という。日本では庭木として植えられている。分類上は、梔子(クチナシ)の変種とされている。樹高は30~80センチくらいである。枝は横に這う。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の質は厚くて艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は6~7月である。枝先に香りがよくて白い八重咲きの花をつける。一重咲きのものもある。花も葉も基本種より小さい。花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。属名の Gardenia はアメリカの博物学者「ガーデン(A. Garden)さん」の名からきている。種小名の jasminoides は「ジャスミンのような」という意味である。変種名の radicans は「根を出す」という意味である。写真は7月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。学名:Gardenia jasminoides var. radicans★地を這いて咲かせる花も地の上に あると見紛う姫梔子は花図鑑植物図鑑PR