大車(オオグルマ) 夏の花 2012年08月11日 大車(オオグルマ)はキク科オグルマ属の多年草である。原産地はヨーロッパからコーカサス地方にかけてである。日本でも江戸時代から薬用として栽培されている。和名は小車(オグルマ)に似て大形であることからつけられた。草丈は1~3メートルである。茎にも葉にも軟毛が生える。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。 開花時期は7~8月である。茎先に黄色い筒状花と舌状花からなる頭花をつける。 向日葵(ヒマワリ)によく似ている。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。根を生薬で土木香(どもっこう)といい、発汗、利尿、去痰の薬効がある。英名はエリキャンペーン(elecampane)である。属名の Inula はオオグルマの古代ラテン名からきている。種小名の helenium はトロイの「ヘレン(Helena)」の名からきている。写真は7月に小石川植物園で撮った。学名:Inula helenium★夏の陽を一杯浴びて人様の 役に立てれば言うことはなし花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR