伊吹九蓋草(イブキクガイソウ) 夏の花 2012年08月10日 伊吹九蓋草(イブキクガイソウ)はゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草である。分類体系によってはオオバコ科とされる。分類上は、本州に広く分布する九蓋草(クガイソウ)の変種とされている。伊吹山の固有種で、基本種よりも背丈が低い。草丈は50センチくらいである。茎は直立する。葉は披針形で、4~8枚が輪生して何段もの層になる。葉は先が尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は7~8月である。茎先に穂状の長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。花冠は筒状をしていて、先が浅く4つに裂ける。萼片は5枚で先が尖る。雄しべは2本、雌しべは1本である。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Veronicastrum はラテン語の「Veronica(クワガタソウ属)+astrum(似ている)」からきている。種小名の japonicum は「日本の」という意味である。変種名の humile は「背が低い」という意味である。写真は8月に伊吹山で撮った。学名:Veronicastrum japonicum var. humile ★背が低く同じ花とは思えない なるほど分ける見方もあるか花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR