大花靫草(オオバナウツボグサ) 夏の花 2012年07月07日 大花靫草(オオバナウツボグサ)はシソ科ウツボグサ属の多年草である。原産地はヨーロッパである。別名を大輪靫草(タイリンウツボグサ)ともいう。学名のプルネラ・グランディフローラで表示するところもある。日本に自生する靫草(ウツボグサ:Prunella vulgaris ssp. asiatica)は西洋靫草(セイヨウウツボグサ:Prunella vulgaris)と近縁である。これらに比べて、花も花穂も一回り大きい。草丈は10~30センチくらいである。葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は6~8月である。茎先に紫色の唇状をした花が穂状に固まってつく。花は唇形に2つに裂け、上の唇は帽子のような形になり、下の唇の真ん中は細かく切れ込む。花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。「靫草」の名の由来は、毛ばだった花穂を靫(矢を携帯する用具)に見立てたものである。属名の Prunella はドイツ語だが意味のはっきりわかっていない言葉である。種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Prunella grandiflora★似ていても花の大きさ違ってる 大花靫は背丈を低く花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR