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大花靫草(オオバナウツボグサ)



大花靫草(オオバナウツボグサ)はシソ科ウツボグサ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
別名を大輪靫草(タイリンウツボグサ)ともいう。
学名のプルネラ・グランディフローラで表示するところもある。
日本に自生する靫草(ウツボグサ:Prunella vulgaris ssp. asiatica)は西洋靫草(セイヨウウツボグサ:Prunella vulgaris)と近縁である。
これらに比べて、花も花穂も一回り大きい。
草丈は10~30センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~8月である。
茎先に紫色の唇状をした花が穂状に固まってつく。
花は唇形に2つに裂け、上の唇は帽子のような形になり、下の唇の真ん中は細かく切れ込む。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
「靫草」の名の由来は、毛ばだった花穂を靫(矢を携帯する用具)に見立てたものである。
属名の Prunella はドイツ語だが意味のはっきりわかっていない言葉である。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Prunella grandiflora


★似ていても花の大きさ違ってる
 大花靫は背丈を低く




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