唐藤空木 (トウフジウツギ) 夏の花 2011年06月25日 唐藤空木 (トウフジウツギ)はフジウツギ科フジウツギ属の落葉低木である。中国の江蘇省から雲南省にかけて分布し、丘陵の林の縁などに生える。日本でも沖縄では古くから栽培され、野生化している。そのため、琉球藤空木 (リュウキュウフジウツギ)の別名がある。樹高は1~3メートルくらいである。枝の断面は四角形である。葉は卵形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は6~10月くらいである。枝先に淡い紫色をした筒状の花を房のようにつける。花冠は先が4つに裂ける。雄しべは4本である。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Buddleja はイギリスの博物学者「バドル(A. Buddle)さん」の名からきている。種小名の lindleyana はイギリスの植物学者「リンドレー(J. Lindley)さんの」という意味である。写真は6月に小石川植物園で撮った。学名:Buddleja lindleyana★紫の筒の形がチャーミング 唐藤空木元気に咲いて花図鑑植物図鑑PR