ラムズイヤー 夏の花 2011年07月04日 ラムズイヤー(lamb's ear)はシソ科イヌゴマ属の多年草である。原産地はトルコからアジアの南西部にかけてである。和名は綿草石蚕(ワタチョロギ)という。草丈は30~80センチくらいである。株は横に広がる性質がある。葉も茎も白い毛に覆われている。葉は幅の狭い卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の質は分厚い。開花時期は6~8月である。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の唇形をした小さな花を咲かせる。花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。属名の Stachys はギリシャ語の「stachyus(穂)」からきている。花序の様子を表したものである。種小名の byzantina は「ビザンチンの」のという意味である。写真は6月に山形市野草園で撮った。学名:Stachys byzantina★柔らかな綿にくるまれすやすやと 眠るがごとしラムズイヤーは花図鑑植物図鑑PR