アメリカ大葉子(アメリカオオバコ) 夏の花 2011年07月03日 アメリカ大葉子(アメリカオオバコ)はオオバコ科オオバコ属の一年草である。原産地は北アメリカである。アメリカ合衆国の中央部から東部にかけて分布し、海岸や草地に生える。日本では本州の関東地方から沖縄にかけて帰化している。草丈は15センチから40センチくらいである。花茎には白い柔らかな毛が生える。根際から生える葉は線形である。葉の先は細く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は6月から8月である。茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、花径5ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。花冠は4つに深く裂け、横に開く。花にはそれぞれ1枚の苞葉がある。苞葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、下部につくものほど長い。雄しべは4本である。花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。属名の Plantago はライン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。種小名の aristata は「芒(のぎ)のある」という意味である。写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。学名:Plantago aristata★葉を見てもこれ大葉子とは分からない 不思議な姿に驚きながら花図鑑植物図鑑PR