ペラルゴニウム・エンゼルアイズ 夏の花 2016年05月19日 ペラルゴニウムはフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の植物の総称である。ペラルゴニウム属は南アフリカを中心に200種くらいが分布する。また、数千にのぼる園芸品種が作出されている。同属のペラルゴニウム・インクイナンス(Pelargonium inquinans)に天竺葵(テンジクアオイ)の和名があり、属名の和名はテンジクアオイ属という。エンゼルアイズ(Angel Eyes)シリーズはそうした園芸品種の1つである。ドイツのドレスデンにある Elsner pac Jungpflanzen という会社で作出された。小輪だが花つきがよく、開花時期の長い四季咲き性の品種である。このような四季咲き性のものは夏咲き天竺葵(ナツザキテンジクアオイ)の名でも通している。草丈は20センチから40センチくらいである。全草に芳香があり、軟毛と腺毛(粘着物質を出す毛)が混生する。葉は円形で手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は3月から11月くらいである。茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径20ミリくらいの花をつける。花弁は5枚で、上の2枚と下の3枚の大きさや形が違う。花の色には淡い紅色、紫色、オレンジ色などのものがあり、濃淡のグラデーションがかかる。また、複色のものもある。属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。写真は6月に富山県中央植物園で撮った。エンゼルアイズ・ビオラ(Angel Eyes Viola)という品種である。学名:Pelargonium 'Angel Eyes'★濃淡のグラデーションが美しい エンゼルアイズの花に見とれて花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%BA" /> -->