黄花カナダ苧環(キバナカナダオダマキ) 春の花 2016年05月21日 カナダ苧環(カナダオダマキ)はキンポウゲ科オダマキ属(アクイレギア属)の多年草である。アクイレギア属は世界に70種くらいが分布する。また、多くの園芸品種が作出されている。日本にも苧環(オダマキ)などがあり、属名の和名をオダマキ属という。カナダ苧環(カナダオダマキ)の原産地は北アメリカである。カナダのノバ・スコシア半島からロッキー山脈以東のテキサス州にかけて分布する。学名からアクイレギア・カナデンシスとする場合もある。黄花カナダ苧環(キバナカナダオダマキ)はその園芸品種である。表記の名は日本での流通名である。園芸品種名はコルベット(Corbett)という。したがって、正式な名称はアクイレギア・カナデンシス・コルベットということになる。コルベットというのはメリーランド州にある小さな町の名で、この花の最初の発見地である。コルベットは選別種で、萼片も黄色い(したがって全体が黄色い)矮性の品種である。草丈は20センチから30センチくらいである。根際から生える葉には長い柄があり、2回3出複葉である。小葉は扇形で2つか3つに裂ける。開花時期は4月から6月である。茎の上部に長さ2センチから3センチの花を数輪下向きにつける。萼弁は5枚、花弁も5枚で、色は黄色である。雄しべが花弁よりも外に飛び出している。花弁のつけ根の部分は長く伸びて距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)となる。距は日本のものよりも太く、巻き込まずに長く伸びている。花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。写真は5月に神戸市の六甲高山植物園で撮った。学名:Aquilegia canadensis 'Corbett'★晴れたならどんなに綺麗に写せたか でも雰囲気はよく伝わるよ花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%80%E8%8B%A7%E7%92%B0%EF%BC%88%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%80%E3%82%AA%E3%83%80%E3%83%9E%E3%82%AD%EF%BC%89" /> -->