宜蘭犬枇杷(ギランイヌビワ) 四季咲きの花 2016年05月18日 宜蘭犬枇杷(ギランイヌビワ)はクワ科イチジク属(フィクス属)の常緑高木である。フィクス属は熱帯を中心に800種くらいが分布する。同属のフィクス・カリカ(Ficus carica)に無花果(イチジク)の和名があり、属名の和名もイチジク属という。本種は八重山諸島の石垣島、西表島、与那国島に分布し、石灰岩地などに生える。海外では、台湾、中国南部、フィリピン、東南アジア、インド、オーストラリア北部などに分布する。和名にある「宜蘭」は台湾北東部に位置する地名である。コニシイヌビワや首長無花果(クビナガイチジク)の別名がある。樹高は10メートルから20メートルくらいである。樹皮は灰白色である。気根は出ず、滑らかな板根が発達する。葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。葉の質は革質で分厚く艶がある。葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。雌雄同株である。開花時期は周年である。イチジク属なので隠頭花序(花軸の先が膨らんで壷型となり、その中に単性の花を密生する)である。淡い黄色の幹生花で、幹や太い枝にびっしりつく。直径は1センチくらいである。実は淡い紅色に熟する。実はオオコウモリ類の好物で、種子を散布する。実は食用になる。属名の Ficus はイチジクのラテン語古名からきている。種小名の variegata は「斑入りの」という意味である。写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Ficus variegata★イチジクの仲間はどこか似ているね 花の形でなんとかわかる花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%9B%9B%E5%AD%A3%E5%92%B2%E3%81%8D%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E5%AE%9C%E8%98%AD%E7%8A%AC%E6%9E%87%E6%9D%B7%EF%BC%88%E3%82%AE%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%93%E3%83%AF%EF%BC%89" /> -->