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プリムラ・コックブルニアナ



プリムラ・コックブルニアナはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草である。
プリムラ属は北半球の温帯や寒帯に500種くらい分布する。
また、多くの園芸品種が作出されているる
日本にも桜草(サクラソウ)などが分布するので、属名の和名をサクラソウ属という。
本種の原産地は中国の四川省の西部である。
標高2900~4200メートルの高山の草原や林の縁に生える。
日本固有種の九輪草(クリンソウ)に近い仲間である。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉はへら形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉の縁には浅い切れ込みがある。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色である。
開花時期は6~7月である。
花は茎先に1~3段に輪生してつく。
花径は15ミリくらいで、花の色はオレンジ色である。
花冠は先で5つに裂け、横に平らに開く。
それぞれの裂片の先は浅く2つに裂ける。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の cockburniana は「コックバーン(Cockburn)さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primula cockburniana

★オレンジのプリムラの花めずらしく
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