グロリオサ・ロスチャイルディアナ 夏の花 2011年06月12日 グロリオサ・ロスチャイルディアナはユリ科グロリオサ属の蔓性多年草である。分類体系によってはイヌサフラン科とされる。グロリオサ属は1属1種である。本種はグロリオサ・スペルバの園芸品種とされている。原産地はアフリカの西部である。ジンバブエでは国花とされている。和名は百合車(ユリグルマ)という。草丈は100~150センチくらいである。葉は幅の広い線形で大きい。開花時期は6~9月くらいである。1本の花茎に10輪くらいの花をつける。花被片は長さが10センチくらいあり、紅色にオレンジ色の覆輪が入る。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。全草に有毒アルカロイドのコルヒチンを含む。属名の Gloriosa はラテン語の「gloriosus(見事な)」からきている。種小名の superba は「気高い」という意味である。品種名の Rothschildiana は園芸界を後援したイギリスの男爵「ロスチャイルド(F. J.de Rothschild)さんの」という意味である。写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Gloriosa superba 'Rothschildiana'★色合いがどこか派手だね百合車 どこか納得アフリカの花花図鑑植物図鑑PR