カルーナ・ブルガリス 夏の花 2012年07月13日 カルーナ・ブルガリスはツツジ科カルーナ属の常緑小低木である。原産地はヨーロッパ、北アフリカなどである。カナダ東部とアメリカに帰化している。1属1種であるが、変種や園芸品種がたくさんある。エリカに近い仲間で、19世紀の初めにエリカ属から分離された。樹高は20センチから50センチくらいである。葉は鱗片状の三角形で、十字形に向かい合って生える(対生)。葉の質はやや多肉質である。葉の色は多彩で、葉を楽しむ品種もある。開花時期は6月から9月である。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、非常に小さな花をつける。花の色は多彩で、白、ピンク、紫色などのものがある。花冠は4つに裂け、長さは3ミリくらいである。外側にある萼片も4枚で、長さは6ミリくらいあるので花冠よりも目立つ。八重咲きのものもある。花の後にできる実は4つのブロックからなるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。和名は御柳擬き(ギョリュウモドキ)という。英名はスコッチヘザー(Scotch heather)である。属名の Calluna はギリシャ語の「kallunein(掃く)」からきている。昔はその枝から箒が作られたことから名づけられた。種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。写真は7月につくば植物園で撮った。学名:Calluna vulgaris★黄緑の葉にいっぱいの鈴つけて カルーナが咲く高原の夏花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR