エピデンドルム・パーキンソニアヌム 夏の花 2012年07月12日 エピデンドルム・パーキンソニアヌムはラン科エピデンドルム属の多年草である。属名の読み方は「エピデンドラム」とするものもある。種小名の読み方は「パーキンソニアナム」とするものもある。原産地はメキシコからパナマにかけてで、標高1300~2000メートルの高地に生える大形の着生種である。草丈は40センチくらいである。葉は肉厚の線形で、垂れ下がる。開花時期は5~7月くらいである。唇弁の色は白い。萼片と花弁は黄褐色を帯びる。明け方と夕方にそれぞれ異なる香りを発するという。夜行性の蛾と昼行性の蝶に対応するためと考えられている。なお、同属は中南アメリカを中心に1000種くらいの原種がある。日本では属名のエピデンドルムないしエピデンドラムの名でさまざまな園芸品種が流通している。属名の Epidendrum はギリシャ語の「epi(上) + dendron(木)」からきている。着生種であることを示すために名づけられた。種小名の parkinsonianum はイギリス人の植物採集家「パーキンソン(J. Parkinson)さんの」という意味である。写真は7月につくば植物園で撮った。学名:Epidendrum parkinsonianum★植物の営みなんと面白い 綺麗な花の秘密に触れて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR