アルクトテカ・カレンデュラ 夏の花 2012年07月03日 アルクトテカ・カレンデュラはキク科ワタゲハナグルマ属(アルクトテカ属)の多年草である。属名の読み方は「アークトセカ」とするものもある。種小名の読み方は「カレンジュラ」とするものもある。原産地は南アフリカのケープ地方である。和名を綿毛花車(ワタゲハナグルマ)という。草丈は15~20センチくらいである。茎には褐色の毛が生える。葉は根際から生えて、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となって地面に広がる。葉の長さは20センチくらいで、深く波状に切れ込んでいる。開花時期は5~7月である。花(頭花)の大きさは4~5センチで、蒲公英(タンポポ)に少し似ている。花は昼間開いて夜には閉じる。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。匍匐茎を出して繁殖をする。属名の Arctotheca はギリシャ語の「arktos(熊)+theke(ケース)」からきている。果実の形状から名づけられた。種小名の calendula はラテン語の「calendae(毎月の第1日)」からきている。写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Arctotheca calendula★遥々と海を渡って辿り着き 根を張り広げ逞しき花☆太陽の光集めん花びらは くるくる回る春の風車かPR