アリサエマ・ユンナネンセ 夏の花 2011年06月23日 アリサエマ・ユンナネンセはサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。原産地は中国(雲南、四川、貴州)、タイ、ミャンマー、ベトナムである。草丈は60センチくらいである。葉は普通は3小葉に分かれる。開花時期は6月から7月である。仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)は緑色で、黄緑色のストライブが入る。肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)は仏炎苞から突き出る。花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果である。属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。種小名の yunnanense は「雲南省の」という意味である。写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Arisaema yunnanense★美しく飾るが如きストライブ 烏柄杓を思わすようで花図鑑植物図鑑PR