アメリカ防風(アメリカボウフウ) 夏の花 2013年06月24日 アメリカ防風(アメリカボウフウ)はセリ科アメリカボウフウ属の一年草ないし越年草である。原産地は地中海沿岸地方からコーカサス地方にかけてである。「アメリカ」の名がつくがアメリカ原産ではない。「防風」は生薬に用いられる中国産のセリ科の植物名からきている。別名をパースニップ(parsnip)という。この名は英名からきている。ギリシャ・ロ-マの時代から根菜として栽培されてきた。草丈は70~110センチくらいである。茎につく葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。小葉の形は卵形である。小葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、頂上葉は浅く裂ける。根際から生える葉には長い柄があり、束生する。開花時期は5~6月くらいである。茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、黄色い小さな花をたくさんつける。花弁は5枚で内側に曲がる。雄しべは5本である。食用とされる根は長さが30~50センチくらいあり、人参(ニンジン)のような逆円錐形をしている。色は黄白色で、甘みがある。花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2ブロックで構成される。属名の Pastinaca はラテン語の「pastus(食物)」からきている。根茎を食用にすることから名づけられた。種小名の sativa は「栽培された」という意味である。写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Pastinaca sativa★防風と思えぬような姿して だけど根っこは食べられるとさ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E9%98%B2%E9%A2%A8%EF%BC%88%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%83%95%E3%82%A6%EF%BC%89" /> -->