アメリカ凌霄花(アメリカノウゼンカズラ) 夏の花 2012年08月05日 アメリカ凌霄花(アメリカノウゼンカズラ)はノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉蔓性木本である。アメリカの東南部からメキシコ湾岸にかけて分布し、林の縁などに生える。日本へは大正時代の末期に渡来した。庭木や公園樹として栽培されている。蔓性で他の植物や人工物に寄りかかって成長し、長さは2~5メートルくらいになる。葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。小葉の形は卵形で、4~6対で構成される。開花時期は7~9月である。枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、赤橙色ないし黄橙色の筒状の花をつける。凌霄花(ノウゼンカズラ)よりも花径は小さく、筒は長い。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、長い楕円形をしている。凌霄花(ノウゼンカズラ)と交配された園芸品種も作出されている。属名の Campsis はギリシャ語の「campsis(湾曲)」からきている。雄しべが弓形をしていることから名づけられた。種小名の radicans は「根を出す」という意味である。写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Campsis radicans★細長い筒の先では反り返る 花の姿が個性を示し花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR