えごの木(エゴノキ)ピンクチャイム 夏の花 2011年05月20日 えごの木(エゴノキ)はエゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木である。北海道から沖縄にかけて分布し、比較的水分のある谷沿いなどで良く成長する。海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。ピンクチャイム(Pink Chimes)はその園芸品種である。特徴は桃色の花をつけることである。流通名を紅花えごの木(ベニバナエゴノキ)という。樹高は2~7メートルくらいになる。葉は長さは4~8センチくらいの卵形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は5~6月である。花には長い柄があり、枝からぶら下がって咲く。花冠は5つに深く裂け、花の色は桃色で、中心には10本の黄色い雄しべがある。10月ころに灰白色をした卵球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)がなる。属名の Styrax はギリシャ語の「storax(安息香)」からきている。この属の植物の樹脂から安息香(ベンゾイン)が採れることから名づけられた。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。学名:Styrax japonica 'Pink Chimes'★見上げれば頭上遥かに鈴なりに ピンクの花が俯き咲いて今日の花ドットコム花図鑑PR