ディソスマ・ベルシペリス 春の花 2016年05月16日 ディソスマ・ベルシペリスはメギ科ミヤオソウ属(ディソスマ属)の多年草である。ディソスマ属は中国に数種が分布するが、その識別にはまだ混乱が見られるようである。YListでは、同属からはディソスマ・プレイアンタ(Dysosma pleiantha)1種のみを取り上げ、これにミヤオソウの和名を充てている。そこで、これを代表種と見なし、属名の和名はミヤオソウ属とする。なお、この属名は多くの文献で使用されているが、ミヤオソウを漢字でどう書くのかは確認できていない。本種の原産地は中国である。安徽省、福建省、広西、貴州、河南省、湖北省、湖南省、広西チワン族自治区、陝西省、四川省、雲南省、浙江省などに分布し、標高300メートルから2200メートルの湿った森の中などに生える。中国名は八角蓮という。和名については、蓮の葉草 (ハスノハグサ)とする文献がある一方で、撮影地では本種の和名をミヤオソウとしている。これも混乱しているようなので、学名で表示することとする。なお、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(ver 3.1, 2004)では絶滅危惧II類(VU)に指定されている。分布域は広いが亜集団は小さく、減少しているという。草丈は60センチから90センチくらいである。太い茎の先に大きな葉を2枚広げる。葉は円形で、手のひら状に4つから9つに浅く裂ける。開花時期は5月である。葉の下に暗い紅紫色の花を数輪つける。結実期は9月から10月である。花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。葉や根茎にアルカロイドを含み毒草である。全草を薬用にする。属名の Dysosma はギリシャ語の「dysodes(悪臭のある)+osme(香り)」からきている。種小名の versipellis は「藍色を帯びた黒色に変わる」という意味である。写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Dysosma versipellis(syn. Podophyllum versipelle)★混乱を恐れず調べ行き当たる まあまあこれで精一杯かな花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BD%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%82%B9" /> -->