アリストロキア・ギガンテア 四季咲きの花 2011年11月03日 アリストロキア・ギガンテアはウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の蔓性常緑低木である。原産地はブラジルである。日本へは明治時代の後期に渡来した。和名を大パイプ葛(オオパイプカズラ)という。大形の蔓性植物で、蔓を這わせて伸びる。葉はほこ形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は春から夏とされるが、温室では周年開花をする。葉の脇から出る花の長さは20~30センチくらいある。花弁はなく、花びらのように見えるのは萼片である。色は赤褐色で、白い網目模様が入る。花冠の真ん中には緑色の袋がついている。まるで食虫植物の雰囲気だが、昆虫を閉じ込め受粉をさせるのだそうである。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Aristolochia はギリシャ語の「aristos(最良)+lochia(出産)」からきている。曲がった花の形が胎内の胎児を連想させ、またつけ根の部分の膨らみが子宮を連想させるところから、出産を助ける力を持つと考えられた。種小名の gigantea は「巨大な」という意味である。写真は10月に川口市立グリーンセンターで撮った。学名:Aristolochia gigantea★巨きくて色も形も気味悪い だけど模様はまた繊細で花図鑑植物図鑑PR