無人小小ん坊(ムニンシャシャンボ) 冬の花 2011年12月15日 無人小小ん坊(ムニンシャシャンボ)はツツジ科スノキ属の常緑低木である。小笠原諸島の固有種である。日当たりの良い尾根や斜面に生える。苔桃(コケモモ)などに近い仲間である。環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。樹高は1~2メートルである。葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は12~3月くらいである。枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い鐘状の小さな花をたくさんつける。花の形は細長く、先は小さく5つに裂ける。実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、黄緑色から暗い紫色に熟する。食べると甘いが、あまり結実はしないという。属名の Vaccinium はラテン語の「vaccinus(牝牛の)」からきているが、関係は不明だという。種小名の boninense は「無人島の(小笠原の)」という意味である。写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。学名:Vaccinium boninense★尖んがった花がとっても可愛いよ もうすぐ開く無人小小ん坊花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR