ソルベ・ピーチメルバ 冬の花 2015年01月19日 ビオラはスミレ科スミレ属の園芸品種の総称である。ビオラという名は、もともとはスミレ属の属名からきている。園芸的には、日本ではパンジーの小輪多花性のものをビオラと呼んでいる。しかし、両者の区別は曖昧で、学名的にも区別されない。そのため、パンジー・ビオラとして並列に扱われることも多い。園芸品種の数は数千とも言われ、膨大である。本来は多年草だが、日本では一年草として扱われる。ソルベ・ピーチメルバはそうした仲間の1つである。アメリカのボール・ホーティカルチュラル・カンパニー(Ball Horticultural Company)によって開発されたF1ソルベ系に属する。F1は First Filial Hybrid の略称で、交配された(Hybrid)雑種の(Filial)一代目(First)のことである。優れた性質を持つ個体を掛け合わせ、両方の良い部分を受け継いだ次世代を意味する。ソルベ(Sorbet)にはシャーベットの意味がある。ピーチメルバ(Peach Melba)というのはイギリスでオーギュスト・エスコフィエによって作成されたデザートのことで、歌手のネリー・メルバのための特製デザートとして考案された。バニラ・アイスの下地にシロップ漬けの桃を乗せ、ラズベリー・ソースとアーモンドのスライスをかけてある。花の姿をこれにたとえたものである。草丈は15~20センチくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は11~5月くらいである。花径は3センチくらいである。花弁数は5枚である。花の色は上弁がピンク、下弁は黄色で、下弁の下部の縁には赤い斑点がが入る。花の色の濃淡や模様の入り方には個体差がある。小輪系だが開花時期が早く、花つきもよい。属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。種小名の wittrockkiana はスウェーデン人の植物学者「ウィットロック(Veit Brecher Wittrock, 1839-1914)さんの」という意味である。写真は12月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Viora x wittrockkiana★花びらは小さいけれど複雑な 模様はどこか大人びて見え花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%86%AC%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%90" /> -->