カランコエ・ラウヒー 冬の花 2011年01月14日 カランコエ・ラウヒーはベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属(カランコエ属)の常緑多年草である。原産地は、中央アフリカからマダガスカル島である。カランコエには園芸品種が多いが、本種は原種である。草丈は40センチから80センチくらいである。葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。葉の縁には鋸状の粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の質は革質で分厚く、艶がある。開花時期は12月から3月である。伸ばした花茎の先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、朱赤色をした鐘形の花を下垂して咲かせる。花冠の先は4つに裂ける。流通名を幸来花(コウライカ)という。属名の Kalanchoe は、中国名の「加籃菜」の音に由来するという説がある。種小名の rauhii はマダガスカルの植物の研究者であるドイツ人の「ラウーさん(W. Rauh)の」という意味である。ハイデルベルク大学附属植物園の園長だった人である。写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Kalanchoe rauhii★うな垂れて明かり灯して密やかに 咲くを眺める南国の花今日の花ドットコム花図鑑PR