忍者ブログ

季節の花

いま咲いている花

Home > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ルドベキア・トリロバ

ルドベキア・トリロバ

ルドベキア・トリロバはキク科オオハンゴンソウ属の多年草である。
種小名の読み方は「トリローバ」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
和名は三葉大反魂草(ミツバオオハンゴンソウ)という。
別名を大三葉反魂草(オオミツバハンゴンソウ)という。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
栽培されていたものが逸出し、北海道から沖縄にかけて野生化している。
草丈は80~150センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎の下部につく葉は3つくらいに裂ける。
開花時期は6~10月くらいである。
枝分かれした先に1つずつ花(頭花)をつける。
花の真ん中にある筒状花はこげ茶色をしている。
周りにつく舌状花は8枚で、黄色ないしオレンジ色である。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
日本では園芸品種のタカオ(Takao)が流通している。
属名の Rudbeckia はリンネの後援者「ル-ドベック(Rudbeck)父子」の名からきている。
種小名の triloba は「三片の」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Rudbeckia triloba


★仲間には図太いやつもいるけれど
 可憐な花は花壇に似合い


ルドベキア・トリロバ

花図鑑
植物図鑑






PR

蛍柴胡(ホタルサイコ)

蛍柴胡(ホタルサイコ)

蛍柴胡(ホタルサイコ)はセリ科ミシマサイコ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の岩場や草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア東部にも分布する。
草丈は50センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形である。
茎につく葉は幅の広い披針形で、茎を抱く。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先や葉の脇から複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、黄色い小さな花を群がってつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Bupleurum はギリシャ語の「bous(牡牛)+pleuron(肋骨)」からきている。葉のつき方の様子から名づけられた。
種小名の longiradiatum は「放射状に長い」という意味である。
変種名の elatius は「より背の高い」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Bupleurum longiradiatum var. elatius


★繊細な花の姿が目を奪う
 不思議なるかな蛍柴胡は


蛍柴胡(ホタルサイコ)

花図鑑
植物図鑑






姫金水引(ヒメキンミズヒキ)

姫金水引(ヒメキンミズヒキ)

姫金水引(ヒメキンミズヒキ)はバラ科キンミズヒキ属の多年草である。
北海道の南西部から鹿児島県の屋久島にかけて分布し、山地の谷沿いや林の中に生える。
海外では、韓国の済州島にも分布する。
草丈は40~80センチくらいである。
葉は羽状複葉である。
下部は5~7枚の小葉、上部は3枚の小葉で1組となる。
小葉の形は楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~9月である。
茎先に細長い穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、近縁種の金水引(キンミズヒキ)よりも小さな黄色い5弁花を疎らにつける。
花びらも細く、雄しべの数も少ない。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Agrimonia はギリシャ語の「argemone(アザミゲシ属)」からきている。棘が多くて似ているためだが、転用する際に綴りを間違えたという。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Agrimonia nipponica


★ほっそりと伸びた花穂にぱらぱらと
 小花をつける姫金水引


姫金水引(ヒメキンミズヒキ)

花図鑑
植物図鑑






富士薊(フジアザミ)

富士薊(フジアザミ)

富士薊(フジアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方と中部地方に分布し、山地から亜高山にかけて砂礫地や河原などに生える。
フォッサマグナ要素の植物の1つである。
和名の由来は、富士山の周辺に多いことからきている。
日本産のアザミの中では最も大きな花をつける。
草丈は60~100センチくらいである。
茎の上につく葉は小さく、下へいくほど大きくなる。
根際から生える葉は羽状に大きく切れ込む。
どの葉にも縁には鋭い棘がたくさんある。
開花時期は8~9月である。
茎の上部で少しだけ枝分かれをし、先に大きな花(頭花)を下向けにつける。
花の色は紅紫色で、大きなものは花径10センチにも達する。
花は筒状花が集まったもので、総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は球形である。
総苞片は反り返り、縁には棘状の毛が生える。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の purpuratum は「紅紫色の」という意味である。
写真は10月に六甲高山植物園で撮った。
学名:Cirsium purpuratum


★富士薊大きな花を持て余し
 垂れる頭(こうべ)は地面睨んで


富士薊(フジアザミ)

花図鑑
植物図鑑






蜂蜜草(ハチミツソウ)

蜂蜜草(ハチミツソウ)

蜂蜜草(ハチミツソウ)はキク科ハネミギク属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
1960年代に養蜂用の蜜源植物として北海道へ導入された。
1980年代から長野県などに野生化し、道ばたや草地、林の縁などに生える。
現在では全国的に帰化しているが、数は少ないという。
草丈は100~150センチくらいである。
全草に短くて硬い毛が生える。
茎は円柱形で狭い翼が5つくらいある。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茎の下部では向かい合って生え(対生)たり、3枚が輪のようになって生え(輪生)たりする。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面に毛が生えていてざらつく。
開花時期は7~10月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径4センチくらいの黄色い頭花をたくさんつける。
舌状花は3~8枚で、反り返り下を向く。
花の後にできる実は扁平なそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で翼がある。
和名を羽実菊(ハネミギク)という。
これは実に翼があるところからつけられた名である。
属名の Verbesina は属名の「Verbena(クマツヅラ属)」の変形である。
種小名の alternifolia は「互生葉の」という意味である。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Verbesina alternifolia


★寄って来る蜂はまだかと羽実菊
 蜂蜜のもとたくさんあるよ


蜂蜜草(ハチミツソウ)

花図鑑
植物図鑑






楽天

PR






AmazonStore
by amanatu


カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カウンター



最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析